目の動きは自分の好意を相手に知らせるだけではなく、相手を目で落とすこともできます。 性格の傾向として、相手の目をよく見つめる人は、受け身で消極的、 逆にすぐに視線を逸らす人は、能動的、自発的、積極的な特徴があります。
相手の目を見るという行為は、相手のリアクションや体の動きの変化を伺っている様子であり、 注目していることを意味する。逆に相手の目を見ないことは興味や関心が薄く、 「どうでもいい」という意思表示でもある。
漫画で例えれば、必死で臨戦態勢を取って身構えている弱いキャラよりも、 戦闘中の相手から目を逸らし、ノーガードで悠然と立ち尽くしている方が強敵だと判断できます。 つまり、人は自分から目を逸らす相手に魅力を感じてしまう心理があるのです。
具体的なテクニックとしては、1.3秒間だけ見つめて逸らすというものが有名です。 実際は3秒程度でも効果があります。 人はあまりに長く相手から凝視されると、威圧感を感じてなんだか恐怖心や緊張感から居心地の悪さを感じる。 逆にまったく視線が合わないと、「嫌いなんだね」と結論付けてしまい恋愛感情が冷め切ってしまう。 少しだけ目が合った後に視線を逸らした場合の心理の変化としては、 「私のこと見てたけど好きなのかな?でも今は見てないし微妙かも」という疑心暗鬼で不安な気持ちが芽生えます。
人間は一度疑問に思ったことは答えが出るまで悩んでしまう性質を持っているため、 一度迷いが生じるとその人のことが気になって四六時中考えるようになる。 そうすると、好意がどんどん膨らむループにはまり込み、次第に惚れこんでしまうという仕組みです。 実体験があったり想像してみるとわかりますが、 異性から目を見つめられると非常に嬉しいです。
「目をずっと見つめていたい」という甘い期待を抱いている時にふっと顔を背けられると 「あれ、嫌いなのかな」とより吸い寄せられてしまう。 目を外した方が立場が上位で恋愛の主導権を握っている状態が良く理解できると思います。 本命の彼氏や彼女だからこそ、目を見つめるばかりではなく、 相手に追わせるために、一歩後ろに後ずさりすることで、よりラブラブ度は高まるでしょう。
ただぼんやりとまっすぐ見つめるだけでも十分魅力的なのですが、 より異性として認識される見つめ方がある。 難易度は高いですが、 無防備で警戒心、ガードが薄い視線 を出せれば恋愛上級者と言えます。 物憂げ、アンニュイ、けだるそう、という状態は男女共に色気がありセクシーなものです。 寝起きや眠そうな時、好奇心や期待で胸を躍らせ目を輝かせている表情、 何かを求めるわけでもなくジーッと見つめるジト目。
他にも上目遣い、流し目、横目なども舞台や演劇でよく用いられる手法の一つです。 目線は真正面からよりも、斜めや横から角度をつけた方がより魅力が増します。 オシャレな異性とすれ違い様にまっすぐ見られるのは嬉しいですが、 それよりも横目でチラ見される方がなんとなく、恥じらいや奥ゆかしさを感じて 性的な対象として見られます。 男性は背の低い女性から上目遣いで見つめられると、大抵はドキッとして保護欲求の本能がくすぐられて守りたくなってしまう という。
会話をする時は話の聞き手がトークをリードするのと同じように、 目や視線を受ける側が力関係が上です。 まず初めに視線を向けて仕掛け、相手の注目をこちらに引き付けてから 視線を逸らす事で、十中八九相手はこちらが気になって仕方がなくなります。 その時の表情が笑顔だったりすると、さらに高評価であり相手を目で落とせる確率が高まります。
学校のクラスの同級生や職場の同僚など、同じ環境で過ごす時間がある男女同士であれば、 視線だけで信頼関係を構築する事も難しいことではありません。 好きな人に対しては「興味の無い振り」をしながらも適度にメールや電話、ラインなどでアプローチをするのが 惚れこませるテクニックです。
コメント
コメントを投稿